皆さんは「指スマ」をご存知ですか。名前だけではピンとこない、という人も、実際に遊んでいるところを見るとすぐに分かるはず!
今回は指スマについて紹介します。
指スマとは?
指スマとは、指を使って簡単に遊べるゲームのことです。
やり方は、まず両手でそれぞれじゃんけんの「グー」を作り、それを縦にして前に出します。続いて、参加者の間で順番を決め、その順番になった人が「いっせーの~1!」といった掛け声を言うと同時に、参加者全員が任意で片手、もしくは両手のグーの親指を上げます。
上がった親指の数の合計が、「いっせーの~」の後の数字の数と同じであれば、掛け声をあげた人が手を一つ降ろすことができ、最初に両方の手を降ろすことができた人が勝ち、というゲームです。
ここまで聞くと、皆さんきっと心当たりがあるはずですよ。
呼び方が地域などによって違う
とはいえ、この遊びを「指スマ」と呼ぶかどうかはその土地土地によって異なることでしょう。
この遊びが人気番組「SMAP×SMAP」で「指スマ」と称されたことから指スマと呼ばれることが多くなったようですが、他には単に「『いっせーの』やろ~!」と呼びかけたりする人も多かったのではないでしょうか。構えの体勢である両手のグーを前に出した状態で「これやろう!」と言って始まることもあるかもしれませんね。
チョメチョメ?チュンチュン? 親指ゲームの掛け声、なんて言ってる? | ニコニコニュース (nicovideo.jp)
掛け声が違うことも
「いっせーの~1!」ではなく「いっせ~の~で~1!」といった感じに掛け声をあげていたという人もいるのでは?ワンテンポずれるわけですから大きな違いですよね。
この掛け声にも、他にももっと大きく違うものもあるようです。もちろん、ルールの方も細かい違いがあることも。シンプルに人数が多い中でやる時などは、両手ではなく片手だけを出し合ってやるのもいいでしょうね。
指スマの派生ゲーム
「指スマ」は「せっさん」と呼ばれることもある模様。余談ではありますが、「指スマ」ではなく「せっさん」の場合は、筆者の地域ではルールが大きく異なっていましたよ。
「いっせーのーで――」の代わりに「せっさん――」と掛け声をあげるのですが、その後に続くのが数字ではなく50音の「あかさたな」、母音がアとなる一音になります。「せっさん『あ』!」といった具合ですね。
「せっさん『あ』!」と言った後は?
「せっさん『あ』!」と言われた後に上がっている指が4本だった場合は、あ行の4段目、つまり「え」から始まる言葉を最初に言うことができた人が手を一つ降ろす事ができる、というルールになります。
掛け声を挙げた人以外の人が最初にその言葉を言えた場合、もちろん言ったその人が手を降ろすことになりますよ。数字の時とは大分勝手が変わってきますよね。
「せっさん」の細かいルール
遊ぶ前に「食べ物」や「職業」など、言う言葉のジャンルを縛る場合も。「せっさん『ば』!」と言われた後に、上がっている指が6本だった場合、ば行で5段降った後一番上に戻って「バナナ!」などと答えるのが正解になります。
逆に指が一本も上がらなかった場合はそのまま何もなしで次の人に順番が移ることになりますね。尤も、ここらへんのルールも、地域や遊ぶ人によってまちまちですけどね。
指スマの必勝法は?
指スマに必ず勝てる方法なんてものはありませんが、勝つ確率を幾分上げることはできるはず。
例えば三人で遊んでいて、自分以外の二人(A、B)の手が残り一個ずつの場合、二人が上げる指の数の合計は以下のようになります。
- 二人共上げない場合→0
- 二人のどちらかが上げる場合→1
- 二人の両方が上げる場合→2
この時、二人のどちらかが上げる場合のみ、Aだけが上げるパターン、Bだけが上げるパターンの二通りがありますから、単純に考えれば二人の手の合計が0、2になる確率はそれぞれ25%で、二人の手の合計が1になる確率は50%です。
確率を信じるか否かは自分次第
大体の場合では、場の手の数が全て上がった時の数字の半分くらいの数字になる確率が最も高くなるはず。勝ちたいのであれば、確率を意識して指スマに臨むのがいいでしょう。
一方で指スマは人がやるもの、確率で全てを計りきることができないのも事実です。「みんなあんまり上げてないな」といった、他の人の癖や自分の直感を頼りに戦うのもいいでしょう。
どちらにしても、数が大きくなりすぎると混乱を招きやすくなるので、自分が宣言するときは自分の指は上げないのが無難ですよ。
最後に
今回は指スマについて紹介しました。
何の道具もなしに遊べるのにとっても面白い指スマ。しばらくやってないなぁって人も、久しぶりにやりたくなったのでは?指スマは二人でもできますが、盛り上がるにはやはり三人以上で遊ぶのがおすすめ!ぜひお友達やご家族と遊んでみてはいかがでしょうか?