ゲームの種類によって少人数から大人数まで遊べるボードゲーム。友人と一緒に花札のようなカードゲームで遊びたい人もいるのではないでしょうか。今回この記事では、カードゲーム「ソクラテスラ」について解説していきます。
ソクラテスラとは?
ソクラテスラとは、Azb.Studioが開発し、2018年リリースのカードゲームです。偉人の体のパーツを組み合わせて、参加者同士戦います。
登場する偉人は「ナイチンゲール」や「シャーロックホームズ」、「イエスキリスト」など。偉人カードは1人につき「右腕」「体」「左腕」のパーツに分かれています。各パーツを組み合わせて最強の偉人を作りましょう。
ゲーム性の面白さだけでなく、作り上げた偉人キメラの名前も笑えるカードゲームです。
基本情報
基本情報は以下の通りです。
- プレイ人数:2~6人
- プレイ時間:15~30分
- 対象年齢:10歳以上
- 内容物:説明書、魔法陣カード93枚、聖杯カード7枚
- 発売時期:2018年
- 制作:Azb.studio
拡張版もリリース
ソクラテスラはリリース後、ゲーム性の面白さから拡張版を2つリリースしています。拡張版第2弾「死のプレゼンテーション」では、新たに25名の偉人や様々な要素が追加されており、より大喜利要素が強くなっています。
拡張版第3弾「神々の宴」では、各国の神々が参加。戦闘要素に重視しており、拡張版を加えることで戦略性が広がります。
ソクラテスラのルール
ルールについて紹介します。
偉人の力
偉人カードには各パーツカードの上部に武力と知力の数値が書かれています。右腕・体・左腕それぞれ書かれている数値を合計した値が偉人の力です。
聖杯カードによってバトル勝敗の決め方が異なる
偉人バトルの勝敗は、ラウンドごとに異なる聖杯カードの内容で決定します。聖杯カードには「知力が低い偉人が勝利」「武力が高い偉人が勝利」など様々です。聖杯カードに合わせた偉人を作り、戦闘を有利にしましょう。
勝利条件
殿堂入り偉人を既定数完成させた人が勝利です。殿堂入り偉人は、作成した偉人がすべての参加者に勝利した際に決定します。既定数はプレイ人数が2人プレイの場合は3体、3人以上の場合は2体です。
山札が無くなった場合
山札が無くなった場合は、捨て札を混ぜてもう一度山札にします。
ソクラテスラの遊び方
ソクラテスラの遊び方を紹介します。
事前準備
ゲームを開始する前に準備する内容をそれぞれ紹介します。
山札の作成
魔法人カード(偉人カード・装備カード・イベントカード)を混ぜて裏向きの山札を作ります。
手札を引く
参加者は最初の手札となるカードを山札から7枚引きます。この時、「イベントカードを引いた」または「右腕・体・左腕が1つも揃っていない」人は手札を全て山札に戻し、再度7枚を引きます。
最初のプレイヤーを決定
じゃんけんやあみだくじなどで最初にプレイする人を決定します。ターンは最初のプレイヤーから時計回りに進行していきます。
聖杯カードの準備
ターンが最後に来る人は、聖杯カードを1枚選び表向きに配置。次にターンが遅い人が、同様に聖杯カードを選び上に乗せていきます。これを7枚すべて無くなるまで順番に繰り返します。
行動
自分の番になった人は、山札からカードを1枚引きます。その後「偉人の召喚」「カードの交換」「なにもしない」の3つから行動を選びます。
偉人の召喚
手札にある偉人の右腕・体・左腕を場に出し名前を宣言。この時、装備カードがあれば一緒に出せます。召喚者は攻撃する相手を宣言し、偉人バトルを行います。
偉人バトルについては別項目で解説します。
カードの交換
手札のカードを1枚残してすべて捨て札にします。その後、山札からカードを6枚補充してターンが終了します。
なにもしない
行動しないでターンを終了します。
偉人バトル
偉人を召喚した者は、攻撃相手を宣言して偉人バトルを開始。防御側は手札の偉人を召喚して戦います。
防御側が召喚不可のとき
防御側が偉人を召喚できないときは、敗北です。攻撃側の人は、防御側の手札からランダムにカードを1枚引いて手札に加えます。防御側の人は、手札を全て捨て山札から7枚補充します。
バトルの勝敗
召喚した偉人のパラメーターを合計し、聖杯の内容通り比較して勝敗を決定します。
攻撃側が勝利した際は、防御側の偉人パーツを1つ手札に加えます。その後、防御側の偉人は捨てられます。
防御側が勝利した際は、防御側の偉人は手札に戻り、攻撃側の偉人は捨てられます。
引き分けた場合は、どちらの偉人も捨て札行きです。
次に攻撃する相手を選ぶ
偉人バトルに勝利した場合、別プレイヤーを指定して偉人バトルを行います。偉人が勝ち続けるかぎり全参加者と偉人バトルを行っていきます。
殿堂入り偉人
召喚した偉人が全参加者の偉人に勝利した場合、「殿堂入り偉人」に決定します。殿堂入りした偉人は、聖杯カードを裏返して足として装着。プレイヤーの空いているスペースに並べます。その後、山札からカードを補充し手札を7枚にします。
次の人へターン移動
「偉人の召喚」「カード交換」「なにもしない」のいずれかを行動した人はターンを終了し、左隣の人がターンを開始します。以降は時計回りに行動を繰り返し、殿堂入り偉人の完成を目指します。
ゲームの勝敗
殿堂入り偉人が既定の数に達した人が勝利です。既定の数は、参加者が2人の場合は3体、3人以上の場合は2体になります。
イベントカードを引いた場合
山札から引いたカードがイベントカードの場合、強制的にイベントカードの指示に従います。イベントは1ターンに1回です。カード補充で、イベントカードが複数同時に出た場合も1回分になります。
オンラインでもプレイ可能
ソクラテスラは、オンラインでボードゲームが楽しめるサービス「ココフォリア」にてプレイ可能です。インターネットを通じて友達と対戦ができるので、興味のある方はココフォリアに登録して遊んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、偉人を召喚して戦うカードゲーム「ソクラテスラ」について解説しました。ゲーム性だけでなく組み合わせた偉人の名前も面白く、子供から大人まで楽しめるカードゲーム「ソクラテスラ」。人気のボードゲームとして拡張版も販売しており、オンラインサービス「ココフォリア」でもプレイ可能です。興味のある方は、この機会にソクラテスラを購入して友人や家族と一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。