チェスの駒の種類や名称は?初心者に分かりやすくルールを徹底解説!

チェスの駒の種類や名称は?初心者に分かりやすくルールを徹底解説!

二人で行う人気マインドスポーツ、チェス。全世界150か国以上で楽しまれているマインドスポーツの代表格です。

今回はチェスのルールを紹介します。

目次

チェスの基本ルール

チェスは一対一で対戦するゲームで、64マスのチェスボードと6種類16個×2セットの駒を用いて対戦します。プレイヤーは自分の手番に一つの駒を一度だけ動かし、それを二人のプレイヤーの間で交互に繰り返していきます。

敗北条件はそれぞれ一つだけ持つ「キング」の駒を相手に取られてしまうこと。つまりキングを追い詰め、次の相手の手番で相手がどうやってもキングを逃がせない、という状況に追い詰めることができれば、そのプレイヤーの勝ちということになります。将棋の基本ルールと似ていますが、将棋とは違い、奪った相手の駒を自分の駒として使うことは出来ません。

チェスの駒の種類は?

ここからはチェス の駒を種類ごとに紹介していきます。

ポーン

各プレイヤーがそれぞれ8つ所有するポーン、いわゆる歩兵です。初期の配置では二列並んで配置された駒の中で奥側一列が全てポーンになります。基本的に前方に一マスずつ動けるポーン。初期位置から動かすときのみ、一マス動く代わりにニマス動かすこともできます。

ポーンで相手の駒を取る時だけ、少し特殊なルールがあります。ポーンの目の前に相手の駒がある場合、ポーンはその駒を取ることはできず前に進むことも出来ません。代わりに、ポーンの斜め前一マスに相手の駒があれば、ポーンはそこへ動いてその駒を取ることができます。

プロモーションで別の駒に変身

頭の部分が球体で、他のコマと比べてなんだか質素な見た目のポーン。数も一番多くて動き方もシンプルなのでさもありなん、という感じですが、侮ることなかれ、ポーンには凄い力があるんですよ。

敵陣の一番奥に入る事ができたポーンは「プロモーション」し、キング以外の好きな駒に変身出来ます。大抵は最も強力な能力を持つクイーンに成る事が多いでしょう。ただ、プロモーションに成功しても次の相手のターンでその変身したポーンを取られてしまっては意味がないので、プロモーションを効果的に使うのは難しいです。

ルーク

初期位置では手前の列の両端に位置するルーク。城塞を表しており、駒の見た目は塔を連想させます。ルークは縦方向と横方向のいずれかへ、どこまでも進む事ができます。思わぬタイミングで急襲して相手の駒を取ることが出来ますよ。ただ、ルークは駒を飛び越える事ができず、別の駒に隠された奥の駒を取るといった事はできません。うっかり味方の駒で進路を塞いだりしてしまうこともあるかもしれませんね。

ナイト

初期位置ではルークの隣に位置するナイト。騎士を表した駒であり、駒の見た目はまさしく馬です。最も奇妙な動き方をする駒であり、「左右にニマス、前後に一マス」もしくは「左右に一マス、前後にニマス」動くことが出来る駒です。また、ナイトは動く際に別の駒を飛び越える事ができるのも特徴。チェスに慣れていない場合は、このナイトの動き方に混乱させられることがあるかもしれませんね。

ビショップ

初期位置ではナイトの隣に位置するビショップ。僧正を表した駒であり、駒の見た目は頭の部分が花の蕾のようになっています。ビショップは斜め方向にどこまでも動かすことができます。ルーク同様他の駒を飛び越えることはできませんが、斜めの動きは直感的に理解しづらいのでルーク以上に奇襲性があるでしょう。

クイーン

クイーンはお互いに一つだけ所持する駒です。女王ということで駒の見た目も豪華、大きくて頭の部分にクラウンのような物がついています。能力で言えばキングを差し置いて全コマ最強、縦にも横にも斜めにも好きなだけ動かす事ができます。ただ、クイーンであっても他の駒を飛び越えることはできません。どのタイミングでも相手の駒を狙える強力な駒ですが、それだけにクイーンを取られると一気に劣勢に傾くので注意が必要です。

キング

お互いに一つ、「これを取られたら負け」という駒がキング。てっぺんに十字のついた、まさしく王様という見た目の駒ですが、縦横斜め全ての方向に動けるものの動けるマスは一つだけ。細かく逃げるのには便利かもしれませんが、少し物足りませんね。とはいえチェスはキングをひたすら守るゲームですから、キング本体はこれぐらいの能力でいいのかもしれません。

最後に

今回はチェスのルールや駒の名前などについて紹介しました。チェスの駒の初期配置は互いのプレイヤーで鏡合わせ。キングとクイーンは中央手前の2マスなのですが、どちらが右かはプレイヤーによって異なるのですね。

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