手ぶらで始められ、ルールも簡単なものが多い言葉遊びゲームは、子どものころ暇つぶしにやったことがあるのではないでしょうか。子供の教育に良さそうな言葉遊びゲームですが、高齢者にもおすすめと言われています。もし効果があるなら積極的に行いたいですね。この記事では、盛り上がる言葉遊びゲームを紹介します。
言葉遊びゲームが高齢者におすすめの理由
言葉遊びゲームは高齢者に特におすすめと言われていますが、それはなぜなのでしょうか。理由や効果をまとめました。
脳の活性化につながる!
言葉遊びゲームが高齢者にすすめられる一番の理由は、脳が活性化し、認知症の予防につながる可能性があるからです。
言葉遊びゲームでは、他人の回答を聞き、自分の回答を考え、それを声に出すことが必要なので、頭を使います。盛り上がる言葉遊びゲームを利用すると高齢者でも楽しく脳を活性化させることができそうですね。
口腔機能の維持ができる!
たとえば早口言葉のような口や舌の運動になる言葉遊びゲームは、口腔機能の維持に役立つ可能性があります。
口腔機能が低下すると
噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりする
(引用:日本歯科医師会)
そうで、対策が必要です。言葉遊びゲームでも意識して口や舌を動かすと効果的です。
コミュニケーションがとれる!
盛り上がる言葉遊びゲームであれば楽しくコミュニケーションをとることもできますね。コミュニケーションは精神安定や認知症予防に必要なことなので、孤立しがちな高齢者は意識して機会をつくる必要があります。盛り上がる言葉遊びゲームをレクリエーションに取り入れると、高齢者同士で仲良く楽しく過ごすきっかけとなるでしょう。
盛り上がる言葉遊びゲーム4選
ここからは、盛り上がる言葉遊びゲームを紹介していきます。
しりとり
しりとりのルールは知っている人が多いので始めやすいです。
- 回答の制限時間を設ける
- 「食べ物だけ」「3文字の言葉で」など条件付きにする
- リズムに合わせて回答する
- 1人目が「りんご・ごりら」と言い、2人目が「ごりら・らっぱ」というように、2つずつ言う
このようなルールを追加して難易度を調整すると何度やっても楽しめます。
連想ゲーム
連想ゲームは「バナナといったら黄色」のように単語から連想される言葉を続けていくゲームです。他人の回答を聞きながら行なうので、とても頭を使います。しりとりと同様に、ルールを追加していくと難易度の調整ができるので、何度やっても盛り上がる言葉遊びゲームのひとつです。
あとから振り返りの時間をとっても盛り上がる可能性があります。
早口言葉
早口言葉は対戦形式だけではなく、みんなで同時に言うこともできるので、人前が苦手でも、自信がなくても参加しやすいです。知らない早口言葉や難しい早口言葉が出てくると、自然と笑いが出ると思います。大きな声で言えば口腔の体操にもなり、高齢者にはとてもおすすめです。
古今東西ゲーム
お題を決めて、それに合う言葉を順番に言っていくゲームで、山手線ゲームとも呼ばれます。お題やテンポによっても難易度がかわりますし、早く順番が回ってきた人ほど有利なので、何度か繰り返して行うと盛り上がる言葉遊びゲームです。
まとめ
盛り上がる言葉遊びゲームを紹介しました。脳の活性化や口腔機能の維持、コミュニケーションなど、様々な良い効果が期待できる言葉遊びゲームは高齢者に特におすすめです。レクリエーションなどに盛り上がる言葉遊びゲームを取り入れると良いと思います。