花札ルールを初心者向けにわかりやすく解説!月別の絵柄には意味がある?

花札ルールを初心者向けにわかりやすく解説!月別の絵柄には意味がある?

花札は日本に昔からあるカードゲームですが、近年ではプレイする機会が減っています。今ではお年寄りがやるものというイメージもあるかもしれませんが、ルールはそこまで複雑ではないので、わかれば若い人でも楽しめるゲームです。この記事では花札ルールを解説します。

目次

花札ルール

花札で最も多くプレイされる「こいこい」は2人で遊びます。そのルールを説明します。

①    親を決めて札を配る

最初に親を決めます。裏向きの札を1枚ずつ引き、月の早い札を引いた方が親、小さい方が子です。

親が決まったら札を配ります。順番は子→場→親の順です。プレイヤーには裏向きで8枚ずつ、場には表向きに8枚配り、残りは裏向きで積んでおきます。このとき2枚ずつ配るのが特徴です。

②    合札をつくる

親からプレイを開始し、親子で交互にプレイします。まず手札から1枚場に出します。

  • 同じ月の札が場にあった場合→合札
  • 同じ月の札がなかった場合→捨て札

合札となった場合は自分の前に並べます。次に山札から1枚引き、同じように合札か捨て札にします。

もし最初の手札の時点で以下の役ができていた場合はプレイしないで点を獲得し、次の回にうつります。

役名内容点数
手四同じ月の札が4枚6
くっつき同じ月が2枚ずつ4組6

③    役を作って「こいこい」または終了

合札で役ができたら役に応じた点数がもらえ、役ができなければノーゲームとなります。親子を交代しながら12回戦まで行い、合計点が高い方が勝利です。

より高得点の役を目指してプレイを続けたい場合に「こいこい」を宣言します。ただし、その間に相手に役ができて終了してしまった場合は、相手の得点は2倍になってしまいます。

こいこい役の得点一覧

役ができた場合の得点一覧です。

加点の可能性がない役

役の種類は以下のとおりです。

役名内容点数
五光20点札を5枚集める10
四光20点札を4枚集める8(雨入りだと7)
三光雨以外の20点札を3枚集める5
花見で一杯「桜に幕」「菊に盆」の2枚を集める5
月見で一杯「芒に月」「菊に盆」の2枚を集める5

加点の可能性がある役

以下の役は枚数が増えると加算の可能性がある役です。

役名内容点数
猪鹿蝶猪・鹿・蝶の札を集める5(10点札が増えるごとに1点加算)
赤短文字入りの赤い短冊を3枚集める5(他の短冊が増えるごとに1点加算)
青短青の短冊を3枚集める5(他の短冊が増えるごとに1点加算)
タネ10点札を5枚集める1(10点札が1枚増えるごとに1点加算)
タン短冊を5枚集める1(短冊が1枚増えるごとに1点加算)
カスカス札を10枚集める1(カス札が1枚増えるごとに1点加算)

絵柄の意味

花札のカードは、1月から12月までそれぞれ4枚ずつの計48枚あります。絵柄はそれぞれの季節に関係するものが描かれていることが多いです。例えば、10月は紅葉と鹿が描かれていますが、紅葉と鹿の組み合わせは百人一首の「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき」にも登場しています。

また、絵柄の内容によって札に点数がついています。

  • 月や鶴など豪華な絵柄:20点
  • 動物:10点
  • 短冊:5点
  • その他:カス札

この点数がパッとわかるようになると、花札をスムーズに楽しむことができそうです。

まとめ

花札ルールと絵柄の意味についてまとめました。花札は12か月分、それぞれ4枚ずつの札があります。花札の絵柄については詳しくなくても「こいこい」で遊ぶことはできますが、覚えていた方が駆け引きに集中できて楽しめると思います。花札の絵柄は季節感があるので覚えやすいかもしれません。

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