ジンラミーというカードゲームをご存じでしょうか。世界三大カードゲームのひとつとして数えられているこのゲームは、日本ではマイナーですが海外では非常に人気のあるトランプゲームです。
今回は、そんなジンラミーとはどのようなカードゲームなのか、そのルールや遊び方について詳しくご紹介していきます。
世界三大カードゲームのひとつ「ジンラミー」とは
ジンラミーとは日本ではマイナーですが、海外では世界三大カードゲームのひとつとして世界中で親しまれているトランプを使用した遊びです。
ちなみに世界三大カードゲームというのは以下の3つを指します。
- ポーカー
- コントラクトブリッジ
- ジンラミー(ジン・ラミー)
この中でもポーカーは日本でも良く遊ばれているので知っている人も多いかもしれませんが、残りの2つはあまり馴染みのない人も多いのではないでしょうか。
ですが、世界三大カードゲームと言われているだけあって、面白さは間違いないので是非覚えて遊んでみてください。
ジンラミーのルールや遊び方
それでは実際に、世界三大カードゲームのひとつ「ジンラミー」のルールや遊び方を詳しくご紹介していきます。
ジンラミーのルール
ジンラミーとは、配られた手札で3枚以上のカードの組み合わせを作り、組み合わせ出来なかったあまりのカードの合計点数が少ないプレイヤーが勝ちとなります。
そして勝ったプレイヤーには、自分と相手の点数の差の分が得点として与えられます(自分が5点、相手が25点の場合「25-5=20」で20点の得点を獲得)。
1回の勝負は5分ほどで終わりますが、これを何度か繰り返し行い、先に100点の得点を獲得したプレイヤーが勝者となります。
プレイ人数と用意するもの
ジンラミーは2人専用のゲームです。ジョーカーを除く52枚のトランプを1組用意しましょう。
カードの点数
Aは1点、2~10までは数字通りの点数で、J、Q、Kの絵札は全て10点として計算します。なお、トランプのマークは得点には関係しません。
カードの組み合わせ
ジンラミーは以下にて札でカードの組み合わせを作るかが勝負のカギとなります。その組み合わせは以下の二通りです。
- グループ(またはセット):同じ数字3枚または4枚の組み合わせ
- シークエンス(またはラン):同じマークの3枚以上の連続した組み合わせ
この組み合わせになったカードは0点として点数の計算を行います。なお、シークエンスは「A~K」で繋がり、KとAはつながらない点には注意しましょう。
ジンラミーの遊び方
ではジンラミーの詳しい遊び方をご紹介します。1回のゲームの大まかな流れは以下の通りです。
- カードを配る
- カードを1枚引いて1枚捨てる
- 手札で組み合わせを作っていく
- 「ノック」宣言と「付け札」
これを繰り返し何度もプレイし、どちらかのプレイヤーの得点が100点になった方が勝ちとなります。
1.カードを配る
まずは親を決めて、親となったプレイヤーは相手から1枚ずつ各10枚になるようにカードを配り、残ったカードは山札として中央に置き、山札の一番上のカードを1枚数字が見えるように表向きにして山札の横に置きます。
親でないプレイヤーは、この表向きのカードに対して取捨の判断を行い、必要な場合は手札に加えることが可能です。親でないプレイヤーがカードを取らない(パス)場合は、親がこのカードを手札に加えます。
カードを受け取ったプレイヤーは、手札から1枚不要なカードを捨てます。(先ほど引いたカードを捨ててもOK)
2.カードを1枚引いて1枚捨てる
次の手番のプレイヤーは、相手の捨て札が必要であればそれを手札に加えることができますが、もしもこのカードが不要と判断した場合には山札から1枚カードを引いて手札に加えます。そして手札から不要なカードを1枚捨てましょう。
以降、順番に捨て札か山札から1枚引いて、不要なカードを1枚捨てるということを繰り返しましょう。
3.手札で組み合わせを作っていく
各プレイヤーが順番にカードの取捨選択を繰り返しながら、手札で組み合わせ(セット)を作っていきます。
手札の中での組み合わせ以外のカードの合計点数が10点以下になるようになると「ノック」を宣言することが可能となります。
4.「ノック」宣言と「付け札」
手札の合計点数が10点以下になると「ノック」宣言ができます。
ノック宣言をしたプレイヤーは、組み合わせになったカードとそれ以外を分けて手札を公開します。対戦相手は、公開されたカードを確認し、可能であれば「付け札」をすることができます。
「付け札」とは、ノック宣言をして公開されたカードの組み合わせに自分のカードを付け加えることを指します。同一数字のセットには同じ数字のカードを、同一マークの組み合わせには同じマークの連続する数字のカードを付け札することができます。(5-5-5には5、同一マークの3-4-5には2と6が付け札できる)
付け札が終わった段階で点数を比較し、より点数の低かったプレイヤーが勝利となり、お互いの点数の差が得点として与えられます。
なお、ノックしたプレイヤーの手札が全て組み合わせで構成されていた場合(合計点数が0点)は「ジン」と呼び、この時は付け札をすることができません。
得点の計算方法
得点の計算方法は以下の表の通りです。
– | 勝者 | 獲得得点 |
ノック宣言したプレイヤーの方が点数が低い | ノックしたプレイヤー | 2人の点数差 |
ノックしたプレイヤーがジン | ノックしたプレイヤー | 2人の点数差 + 25点 |
同点 | 引き分け | – |
ノック宣言したプレイヤーの方が点数が高い | ノックされたプレイヤー | 2人の点数差 + 25点 |
まとめ
世界三大カードゲームのひとつとして数えられているジンラミーは、日本ではマイナーですが海外では非常に人気のあるトランプゲームです。
トランプさえあればどこでも楽しむことができ、世界三大カードゲームと言われているだけあって、面白さは間違いないので是非覚えて遊んでみてください。