立方体のパズルであるルービックキューブ。3×3のルービックキューブを遊んだことがある人は多いと思いますが、すべて揃えるのって簡単なことではありませんよね。
今回はルービックキューブ 揃え方 裏ワザや、解き方のポイントについて紹介しますよ。
簡易CFPO法で揃える
ルービックキューブの揃え方にも色々あり、ルービックキューブの揃え方 覚えやすい方法が「簡易CFOP法」というもの。では、早速その簡易CFPO法での揃え方を説明していきますよ。
まず始めに行うのは六面のうち一面を同じ色に揃えること。そのために一色の十字を揃えていきます。
ルービックキューブの色は基本、黄色・青・赤・緑・橙・白の6色。今回は白色から揃えていきましょう。
白十字を作る
1面9マスのルービックキューブ。1面を構成するマスの色にも呼び方があり、真ん中の1マスがセンターキューブ、カドの4マスがコーナーキューブ、残りの4マスがエッジキューブです。一面を揃えるためには、まずこのエッジキューブを同じ色で揃えていきます。
この時、6面が揃った完成形の時に白の背面に来る色(世界標準配色のルービックキューブを使っている場合は黄色になるはずです。今回は黄色とします)のセンターキューブの周りに白のエッジキューブを揃えてくださいね。エッジキューブが揃ったなら、次は白十字の完成を目指します。
エッジキューブが揃った後にセンターキューブを揃えるためには
白のエッジキューブが揃った面を何度か回していると、いずれ回した面に接するエッジの色とその面のセンターの色が揃う場所が出てきます。その揃った面を180度回すと、エッジキューブを揃えていた面の反対側で白十字の一部が揃います。同じ要領で残りの白エッジキューブも下へ持っていくと、白十字が完成するというわけですね。
白1面を完成させる
続いて白1面の完成を目指しましょう。黄色のセンターキューブを上に向けて持ち、まずは上の段(黄色のセンターキューブの面、及びその側面の一段目)から白コーナーキューブを一つ見つけます。見つけられた場合は、その白コーナーキューブを共に形成する残り二つの面の色に注目、黄色センターキューブはそのままに、残り二色のセンターキューブが自分の視界に入るように持ち替えます。
白のコーナーキューブを移動させる
持ち替えた後は、先程見つけた白のコーナーキューブが手前に来るように、上の面を何度か回します。数回回しているうちに必ず手前に来るはずです。その後、手前に来た白のコーナーキューブの向きによって次の手順が変わります。
セクシームーブを駆使する
ルービックキューブには「セクシームーブ」と呼ばれる動かし方があります。下の面の十字はそのままに上の面の位置だけを変えるための動きで、白のコーナーキューブを白の十字面に合わせるためにはこのセクシームーブを駆使する必要がありますよ。
上の面を左に1回、右の面を上に1回、上の面を左に1回、右の面を下に1回回すのが「右回りの逆セクシー」と呼ばれるムーブで、今回はこのムーブを使っていきます。
白面の向きに注目
前の段階で手前に来た白のコーナーキューブが上を向いている場合は右回りの逆セクシーのムーブを3回回します。
一方、白のコーナーキューブが上を向いていない場合、白のコーナーキューブが手前を向くように持ち替えてから、白のコーナーキューブがその面の右側にある場合は右回りの逆セクシー、左にある場合は、「右回りの逆セクシー」のムーブを左右反対方向に行う「左回りの逆セクシー」を行います。
結果、白のコーナーキューブが十字の面に来ていたら成功ですよ!同じ要領で残り3つの白コーナーキューブも十字の面に揃えて、白一面を完成させましょう!
上の段に白コーナーキューブがない場合も逆セクシームーブ!
白の十字面の反対側の面の上の段に白のコーナーキューブを見つけるタイミングで見つけられなかった場合、下の段に白のコーナーキューブがあることになります。
この時も右回りの逆セクシーのムーブを行うと上の段に白のコーナーキューブが移動するので、そこから上の過程を行ってください。
真ん中の段を揃える
ここまでのやり方で白の一面を完成させることができれば、同時に白の面の側面も下一段とセンターキューブがそれぞれ黄色以外の色で揃っている状態になっているはずです。
ここからは続いて真ん中の段を揃えていきますよ。まず、黄色のセンターキューブを上に向けたまま、上の段から黄色を含んでいないエッジキューブを一つ見つけましょう。見つけられたら、上の段を回してそのエッジキューブの色とセンターキューブの色を合わせます。
セクシームーブで真ん中に揃える
現在は側面の縦中央一列が同じ色で揃っている状況ですが、次にこの一番上のエッジキューブを二段目に持っていかなければなりません。そのエッジキューブを共に構成するエッジキューブの色によって、エッジキューブを右下に揃えるか、左下に揃えるか決め、ここからは二通りのやり方に分かれます。
エッジキューブを共に構成するエッジキューブの色が下の段に揃っている面が右にあるのか、左にあるのかで決めましょう。
右下の場合
エッジキューブを揃えたい位置が右下にあるなら、まずは右回りの逆セクシーのムーブを行います。すると白のコーナーキューブが上の段に出てくるため、そのコーナーキューブが手前を向くように持ち替えてから左回りの逆セクシーのムーブを行います。
間違えていなければ、完成した白一面を残したままコーナーキューブの移動が出来ているはずですよ。
左下の場合
エッジキューブを揃えたい位置が左下にあるなら、右下の場合とは逆に左回りの逆セクシーのムーブからスタート、やはり白のコーナーキューブが上の段に出てくるため、手前を向くように持ち替えます。
そして右回りの逆セクシーのムーブを行うと、コーナーキューブの移動が完了しますよ。
上の段に黄色を含まないエッジキューブが見つからない時は?
「真ん中の段を揃える」の項で上の段に黄色を含まないエッジキューブが見つけられなかった時は、真ん中の段に黄色を含んでいないエッジがありますので、黄色を含んでいないエッジキューブを手前にして持ち、右回りの逆セクシーのムーブを行いましょう。
すると白コーナーキューブが上の段に出てくるので、今度はそれが手前に向くように持ち替え、左回りの逆セクシーのムーブを行って白コーナーキューブを元の位置に戻してください。黄色を含んでいないエッジキューブが上の段に現れるので、そこから改めて真ん中に揃えていきましょう。
黄色十字を作る
ここまででミスがなければ、下二段までが揃っているはず。いよいよ残り一段です!ここからは最後の一段を揃えるために、まずは白の面の反対側の面で黄色の十字を作りますよ。
まずは上の面の黄色エッジキューブに注目してください。
- 黄色のエッジキューブが一つもないパターン
- センターキューブと合わせて直線になっているパターン
- センターキューブと合わせてL字になっているパターン
上記3パターンのどれかになっているはずです。
それぞれのパターンごとに次にすべき回し方が違います。なお、この時点で黄色十字がすでに揃っている場合もあるようです。
黄色のエッジキューブが一つもないパターン
黄色のエッジキューブが一つもない時は、最初に黄色センターキューブを上向きにしたまま手前の面を一度回します。その後右回りの逆セクシーのムーブを行い、最後に手前の面を最初に回したほうと反対側に回すと、下二段をずらすことなく上の面の位置を変えることができます。
この手順を行うと、黄色センターキューブの面に直線ができているはず。続いて直線のパターンの手順を行いましょう。
直線のパターン
直線のパターンの時は、まず直線を横向きにして持ちます。
その後、先と同じ様に手前の面を一度回してから右回りの逆セクシーのムーブ、手前の面を戻すという手順を踏むと、黄色センターキューブの面にL字型ができているはず。続いてL字型のパターンの手順を行いましょう。
L字型
L字型のパターンのときは、L字を時計の9字の向きにして、やはり手前の面を回してからの逆セクシーのムーブ、手前の面を戻すという手順を踏みます。すると黄色の十字面が完成しているはずですよ。
黄色の面を揃える
続いて黄色の面を揃えます。まずは黄色のコーナーキューブに注目、一個も揃っていないパターンと二個揃っているパターン、一個だけ揃っているパターンの3パターンがあります。
スーンを駆使する
ここでは「スーン」と呼ばれる動かし方を使うことになります。右の一列を上に、上の一列を左に、右の一列を下に、上の一列を左に、右の一列を上に、上の一列をニ回左に、右の一列を下に、という手順で回す動きです。この動きをしても下の二段と黄色十字は崩れませんよ。
一個も揃っていない、二個揃っているパターン
黄色のコーナーキューブが一個もないか、二個ある時は、手前の面の左上にコーナーキューブがあるような方向でキューブを持ちます。
その向きでスーンの手順を一回ないし二回行うと、黄色のコーナーキューブが一個だけ揃っているパターンになりますよ。
一個だけ揃っているパターン
一個だけ揃っているパターンのときには、左下の面が黄色のコーナーキューブになるようにして持ち、スーンのムーブの手順を行います。一回ないしニ回行うと黄色の面が完成しますよ!
黄色コーナーキューブの側面を揃える
この時点ではまだ側面が揃っていないのではないでしょうか。
次は黄色コーナーキューブの側面の色を、それぞれの色に揃えていきます。まずは黄色コーナーキューブの側面で、同じ方向を向いている色のキューブのペアがあるかどうかに注目します。4ペア揃っているならそれでよし、他にペアが一つもないパターンか、1ペアだけ揃っているパターンがありますよ。
ペアが一つもないパターン
同じ方向を向いている色のコーナーキューブのペアが一つもない場合、黄色の面が上を向いている状態で(その状態なら側面の向きは問いません)、
- 左の一列を上に
- 上の一列を左に
- 右の一列を上に
- 上の一列を右に
- 下の一列を下に
- 左の一列を下に
- 右の一列を上に
- 上の一列を左に
- 右の一列を下に
- 右の一列を上に
- 上の一列を左に
- 右の一列を下に
- 上の一列を左に
- 右の一列を上に
- 上の一列を左にニ回
- 右の一列を下に回す
という手順を行います。長い手順ですが、逆セクシーのムーブとスーンのムーブを組み合わせたものになりますね。一度行えばペアが一つ出来ているはずです。
ペアが一つだけ揃っているパターン
同じ方向を向いている色のコーナーキューブのペアが一つだけある場合は、そのペアを左面に向けた状態で、
- 左の一列を上に
- 上の一列を左に
- 右の一列を上に
- 上の一列を右に
- 下の一列を下に
- 左の一列を下に
- 右の一列を上に
- 上の一列を左に
- 右の一列を下に
- 右の一列を上に
- 上の一列を左に
- 右の一列を下に
- 上の一列を左に
- 右の一列を上に
- 上の一列を左にニ回
- 右の一列を下に回す
という手順を行います。ペアが一つもない場合で記したものと同じ手順ですよ。一度行えば、同じペアが4つ出来ているはずです。
黄色エッジキューブの側面を揃える
残すは黄色のエッジキューブの側面を揃える工程だけ、各側面の真ん中上の色がそれぞれの面の色と同じに揃えば完成です!この時点では上一列が揃っている側面がない・またはあるパターンに分かれます。
上一列揃っている側面がないパターン
上一列が揃っている側面がない場合は、黄色面を上にしてまずスーンのムーブを一度行います。すると黄色の面がコーナーキューブ一つだけ揃っているという形になります。
そこから、右側の面を手前に持ち替えてから
- 左一列を上に
- 上一列を右に
- 左一列を下に
- 上一列を右に
- 左一列を上に
- 上一列をニ回右に
- 左一列を下に回す
という手順(スーンのムーブの左右対称版です)を一度行うと、上一列が同じ色で揃った側面が出来るはずですよ。
上一列揃っている側面があるパターン
上一列が揃っている側面がある場合は、その側面を奥側に向けてからスーンの手順を行います。やはり黄色面の揃っているコーナーキューブが一つだけになるので、右側の面を手前に持ち替えてから左右対称版のスーンのムーブを行います。
この手順を行うたびに揃っている面が増えていくはずなので、あとは完成するまで繰り返していきましょう!
最後に
今回はルービックキューブの揃え方について紹介しました。
完成した部分をなるべく崩さないように、セクシームーブとスーンのムーブを使っていくのがルービックキューブのコツです!公式ルールなど、決まったやり方はありませんので、自分なりのそろえ方を探して攻略法を見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。皆さんもぜひ一度挑戦してみてくださいね!